社員ブログ
ビレット温度測定冶具の改善
2019-06-24
こんにちは!亀治です!
先週末、組合青婦部の旅行で奥琵琶湖へ行ってきました
琵琶湖近くにある自然豊かな森の中の素敵なログハウスに泊お泊りしました
テニスやバドミントン、卓球もできる施設で各々ゲームをして過ごしたり
夜はバーベキュー、ビンゴ大会、花火、UNOをして盛り上がりました
お布団を敷いて川の字で寝たので、まるで修学旅行に行った気分でした
普段話す機会が少ない同世代の社員と交流ができて有意義な時間を過ごせました
さて、本日は伸銅で押出をしている社員のエピソードをご紹介します
開明伸銅では黄銅およびアルミにおける押出を行っています。
私は黄銅の押出でオペレーターを担当しているのですが、材質によって押出時の温度が異なりますが
中には700℃以上まで加熱するビレットもあります。
その高温のビレットの温度を実際に測定しているのですが、これまで温度計を持ちビレットに近づかないと測定できませんでした。
高温なのに加えて、押出機に近づかなければいけないという危険と、
その都度プレスの停止ボタンを押さなければいけないので、作業時間がかかっていました。
ある時、街を歩いていたら、観光客の方が携帯の自撮り棒を使って写真を撮られていました。
それを見た時、「あの伸縮する棒を使ったら、離れた位置からでも温度の測定出来そうやな」とひらめきました。
早速、携帯電話のショップや100円均一ショップなど色々な店をまわって、ちょうど良さそうな商品を探しました。
実際に購入してみたその商品は伸縮する部分が筒状になっており、その中に温度計のコードを通すことが出来る、
まさにイメージした通りのものでした。
→
改善を完成した温度計を実際に使って、ビレットの温度を測定してみると、以前より測定時間の短縮が出来たのと、
押出機から離れたまま測定できるようになったため、安全に作業が出来るようになりました。
今回は実際の作業において危険を感じたり無駄に気付くことができたので改善することが出来ました。
ですが、毎日同じ作業を繰り返していたりすると、それが当たり前になっていきます。
少しやり方を変えたり、順番を変えるだけで劇的に作業が楽になったり、作業時間が短くなったりします。
一度、自分の作業内容を振り返ってみて、無駄や危険を発見する事が大事だということに今回改めて気付かされました。
そして新しい発想やアイデアは、いろんな場所や場面にヒントがあるのです。