表面処理
アルマイト処理について
当社ではアルマイト設備を保有していない為、アルマイト協力会社様にお願いしております。
ホワイト、ステン、シルバー、ブロンズ、ブラック等幅広い色味に対応可能です。
ホワイト、ステン、シルバー、ブロンズ、ブラック等幅広い色味に対応可能です。
詳しくは当社までお問い合わせください。
カラーサンプル写真
アルマイトカラー例
AA6-A
B2やSW6とも呼ばれています。一般的な6μm以上のアルマイトとなります。腐食防止、キズ防止になります。
AA6-Aシルバーエッチング15分
エッチングを15分にて表面を荒らす事によりキズ等を目立たなくすることが出来ます。
SM-0
マット処理を行うことによりダイスラインの隠蔽を行います。エッチングと比較してメタルロスはほとんどありません。
AA10-Aシルバー
B1とも呼ばれており、10μm以上のアルマイトとなります。腐食防止、キズ防止になります。
B1ED(艶有シルバー)
皮膜を付けた後に艶有のクリヤー塗装を施したものとなります。90%以上の光沢度。新JISではA2評価となります。
B1EDM(艶消シルバー)
皮膜を付けた後に艶消の電着塗装を施したものとなります。高耐候性塗料となりまして新JISではA1評価となります。
C-500
皮膜を付けた後に有色電着塗装したもので艶有純白色となります。LED用途やトラック等に使われています。
C-501
皮膜を付けた後に有色電着塗装したもので艶有クリーム色となります。LED用途や住宅内装等に使われております。
C-502
皮膜を付けた後に有色電着塗装したもので艶有アイボリー色となります。シャッターや間接照明等に使われています。
M-6
電解着色の黒アルマイトに艶消の電着塗装を施したものでこちらも同じく高耐候性塗料となります。
G-600
グレー有色電着塗装となります。この色は皮膜シルバーですが、皮膜をステンカラーからブラックまで変える事でいろいろな色が出せます。
G-613
皮膜にステンカラーを付けた後にグレー有色電着塗装を施す事により色の変化が出ます。Gシリーズは全て高耐候性塗料となり新JISではA1評価となります。
G-615
皮膜にステンカラーを付けた後にグレー有色電着塗装を施す事により色の変化が出ます。Gシリーズは全て高耐候性塗料となり新JISではA1評価となります。
G-625
皮膜にブロンズを付けた後にグレー有色電着塗装を施す事により色の変化が出ます。Gシリーズは全て高耐候性塗料となり新JISではA1評価となります。
アルマイトサンプル無料プレゼント
アルマイト処理は、アルミ独自の表面処理法です。耐食性、耐摩耗性の向上、美しい金属光沢、シルバー以外の表面色を考えておられる方のために、アルマイトカラーサンプル(無料)を用意いたしました。上記のアルマイトカラーからお選び下さい。
アルマイトカラーサンプルをお申し込みのお客様へのお願い
一人でも多くのお客様にお申込み頂きたく、新規のお客様お一人1回、3枚までとさせて頂いております。複数のお申込みと判断した場合は、お届を控えることもございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
一人でも多くのお客様にお申込み頂きたく、新規のお客様お一人1回、3枚までとさせて頂いております。複数のお申込みと判断した場合は、お届を控えることもございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
アルマイト知識
1.なぜアルミニウムに表面処理が必要なのか
アルミニウムの表面は、自然酸化皮膜で保護されているので一般的に耐食性が良いと言われています。しかし、自然皮膜は非常に薄いので、あらゆる環境条件に耐える事は出来ません。また、自然酸化皮膜が存在するままでもアルミニウムは一般に活性で湿気や、酸・アルカリの環境では化学反応を示します。従って、表面を加工する場合には、目的に応じ、表面を保護する皮膜を付ける必要があります。すなわち、アルミニウムは、自然酸化皮膜のままでは耐食性も十分ではなく、表面の硬さも十分にはありません。その為、これらを満足するには、人工的な皮膜生成の為の表面処理が必要になります。それが陽極酸化処理(アルマイト処理)になります。
2.陽極酸化処理とは
アルミニウムの陽極酸化処理とは、一般にアルマイト処理とも言われ、この方法は、アルミニウムを陽極とした電気化学的方法で人工的に酸化皮膜を生成させる事を言います。
アルミニウムを陽極として硫酸電解液中で、電気分解すると下記の内容の反応が起こっています。
アルミニウムを陽極として硫酸電解液中で、電気分解すると下記の内容の反応が起こっています。
陽極反応として | 陰極反応として |
Al → Al3+ + 3e-
OH- → O2- + H+
HSO4- → SO42- + H+
2Al3+ + 3O2- → Al2O3 ※Al2O3=アルマイト
Al3+ + SO42- → Al2(SO4)3
|
H+ + e- → H2 ↑ |
3.陽極酸化とメッキの違い
金属を被覆するという意味で、陽極酸化処理とメッキが同じように思われる事がありますが、基本的には異なった表面処理方法です。
メッキは、被加工材の上に異種金属の膜が重なるだけなので、その分だけ、元の金属より厚くなります。一方、陽極酸化処理の場合はアルミニウムを溶かし、その溶かされたアルミニウムがAl2O3という酸化物に変化して酸化皮膜が出来るので、皮膜が内部に進行してくという違いがあります。
メッキは、被加工材の上に異種金属の膜が重なるだけなので、その分だけ、元の金属より厚くなります。一方、陽極酸化処理の場合はアルミニウムを溶かし、その溶かされたアルミニウムがAl2O3という酸化物に変化して酸化皮膜が出来るので、皮膜が内部に進行してくという違いがあります。
4.陽極酸化処理とは
アルマイト皮膜には無数の微細孔が有るため、十分な耐食性を確保するために封孔処理を行います。
アルマイト皮膜の封孔処理とは、皮膜にある無数の孔(ポア)内部に「ベーマイト」と呼ばれる水和酸化物を生成・析出させる事によって、アルマイト皮膜表面を化学的に不活性な状態にする処理の事です。
封孔処理には酢酸ニッケルや酢酸コバルトなどの金属塩を用いる方法や、沸騰水・加圧蒸気を使用する方法があります。
アルマイト皮膜の封孔処理とは、皮膜にある無数の孔(ポア)内部に「ベーマイト」と呼ばれる水和酸化物を生成・析出させる事によって、アルマイト皮膜表面を化学的に不活性な状態にする処理の事です。
封孔処理には酢酸ニッケルや酢酸コバルトなどの金属塩を用いる方法や、沸騰水・加圧蒸気を使用する方法があります。
5.アルマイトの用途・使用分野
酸化アルミニウムは硬くて耐久性に優れますが、強酸や強アルカリに対しては溶解したり腐食する場合があります。また、アルミニウムはイオン化傾向の高い金属である為、安定な酸化物であるとしても、海水や醤油(食塩などの電解質)に曝される場合、または、鉄や銅などの金属に湿潤状態で接触すると腐食しやすくなります。
アルマイトを利用した家庭用製品には弁当箱、やかん、鍋などがあります。アルミニウム製の建材、光学部品、電車や航空機の内装品、自動車部品、光学部品、半導体部品、照明機器、医療機器、各種のネームプレートや化粧板などに幅広く用いられています。
アルマイト処理にも種類があり、その種類によって皮膜の性能をある程度調整することが可能です。部品の用途や皮膜の要求性能に合わせて表面処理の種類を選ぶ事が重要です。