社員ブログ
小さな改善の必要性
2020-01-20
皆さんは毎年初詣に行かれていますか
ぼくは今年はメェとんと下賀茂神社にお参りしてきました
水おみくじという水に浮かべて文字が浮き出るおみくじを引いたのですが
大吉が出ました!! 今年はいいことが待っていそうです♪
皆さんにとっても良い一年でありますように
さて、本日はアルミ製造社員のエピソードをご紹介いたします!
日々、私たちが行っている生産活動において大なり小なり問題というものが生じてきます。
そんな問題を解決する手段の1つが改善です。
例えば、私が行っている業務にホイストクレーンを使用して製品を移動させるというものがあります。
日ごと数十という荷物を動かしています。字面にすると簡単に感じます。
ところが、製品の長さが4m~6mあり、想定される着地ポイントに荷物を下ろす時にブレが生じ、
私自身が真っ直ぐ置いたつもりでも、上手く着地していないことがあります。
あまり問題になっているように感じられないかもしれません。
そう、1つだけならなんてことないのですが、この業務をたくさん繰り返していきます。
1つの製品の左右に約30㎝の幅を開けて、順次並べていきます。
さらに上方向に4つ重ねいきます。そうなると私の背よりも高く積みあがります。
まだ、あまり大した問題に感じられないかもしれません。想像してみて下さい。
自分の背丈よりも高い30㎝壁の間に入っていくところを・・・
どうですか?30㎝って結構広いようで狭いんです。
この30㎝という隙間が着地時のブレで2~3㎝ずれたとします。
反対側も2~3センチずれたとします。すると隙間は25㎝程度になってしまいます。
そうなると製品に対して付随作業を行う余裕がなくなってしまいます。わずか5㎝ですがこの差って結構大きいんです。
1つなら大した問題にならないかもしれないので、きちんとやらないと積み重なって大きな誤差になる。
当たり前のことを当たり前のようにやるようにすれば簡単なことですが、これが結構難しいんです。
だからといって1回あたりの着地にたくさんの時間をかけるわけにはいきません。
では、どうすればいいのだろう?小さなブレをなくすための工夫するしかない。
熟練の仕事人ではない私がやっても、あるいは他の未経験者がやってもぶれを少なくする方法はあるのだろうか?
そういったことを解決するのが改善なのです。
今回どんな改善をしたかといえば、製品の定位置を決め、1㎝程度の余裕を持たせて布テープでマーキングをする。
字面にすると簡単そうに感じます。ところが、製品がぶれたまま積みあがっているのを手直ししながら、
マーキングするのには結構な時間を費やします。
正直疲れます。しかし、この改善を行ったことで明らかに日々の作業はやりやすくなりました。
当たり前のことを当たり前のようにやるのはなかなか難しいものです。
だからこそ、小さな改善をすることで、当たり前にできるようにする事が大切なのです。
改善を行うのは大変なことですが、その先にはきっとより良い仕事場があるはずです。