社員ブログ
作業のコツを教える大変さ
2019-07-22
7月も終わりに近づいて学生さんはもうすぐ夏休みに入る頃ですね
雨の降らない梅雨が続いていたかと思えば降り続いたり、
昨年の大雨を思い出すと今年もそろそろ備えておかないといけない時期が来ました
我が家では昨年から雨合羽や長靴、非常食を備えるようなり、
もしもの時の避難場所を確認し合うようにしています
これから台風の季節にもなりますが、もしもに備えて安全第一で過ごしていこうと思います
さて、本日はアルミ製造部社員のエピソードをご紹介いたします!
私は開明伸銅のアルミ製品を扱う押出部門で働いています。
入社して以来、初めての後輩ができ、教わる立場だったのが教える立場となり、
後輩に教えるという作業が初めてであり、どう教えれば伝わるのか大変でした。
私は主に、押出されたアルミ製品を挟んで、真っすぐにするストレッチャー作業と、
製品を決められた長さに切断する作業をしています。
ストレッチャー作業では、様々な形状の製品をストレッチャーしなくてはなりません。
例えば、チャンネル形状はストレッチする量に対してサイズ変化が起こりやすく、丸パイプは転がってしまいます。
そのため傷が付きやすく不良品となってしまうため作業のコツが必要です。
また切断作業では、製品によって様々な設定のコツが必要となってきます。
切断速度の設定では、速度が速すぎると製品が曲がって切断面不良となり、切断する際の製品抑えの強さが強すぎると、
製品がへこんでしまい不良品となってしまいます。
製品を切断後、スペーサーの上に乗せて積載機でラックまで運びます。
製品の形状によって設定が変わるため、フラットバー(平角)では、
薄いものだと製品長さに対してスペーサーを全部入れないと製品が曲がってしまいます。
逆に大きく重たい場合もスペーサーを全部入れないと、重量に負けて積載機が壊れるので、
重い製品を上に積んでしまうと下にある製品がへこんで不良となってしまうため、
コツが必要です。丸パイプでは積載後に転がってしまうため、スペーサーで固定し、
運搬する際に動かないようにしなくてはなりません。固定するのにもコツがあります。
数多くの作業のコツがありますが、自分で作業してみて体験してみないと身に付かないと私は考えています。
これから入社する方や、新しく作業する人に、なぜこの作業のコツが必要なのか教えるのは大変ですが、
良い製品を作るには必要になってくるので、自分なりに考えて作業のコツを伝えていきたいと思います。