社員ブログ
苛性廃液処理(キャサリン)の改善
2019-05-13
こんにちは!亀治です!
昨日は母の日でしたね
みなさんはお母さんや奥さんに何かプレゼントされましたか
私はありきたりですがレッドカラーの花束を贈りました
改めて普段の感謝を伝えるのはなんだか照れ臭いような気もしますが
「ありがとう」を言葉や態度に表すことは大切なことですね
普段から誰にでも感謝を伝えられようにしたいと改めて思いました
さて、本日はある金型課社員の改善をご紹介します!
私はアルミ押出後の金型をメンテナンスする仕事をしています。
アングルやチャンネル、フラットバー、角パイプ、丸パイプ、異形など、様々な形状の金型を扱っています。
作業の中で押出後のアルミを除去する苛性作業という作業があります。その作業は肉体的に負担がかかる作業で問題となっています。
その中でも一番負担のかかる作業が苛性廃液処理でした。
重たくて熱い廃液を上に持ち上げて捨てていたので、薬品火傷やケガ、事故に繋がるとても危険な作業をしていました。
それで思いついたのが、廃液をポンプで吸って捨てたらいいんじゃないか?ということです。
しかし、廃液を吸うのにもポンプが熱の温度に耐えられない、また、廃液を捨てる場所がない、などの問題点が生まれてきました。
そこで、高温でも耐えられるポンプがないかを調べると、あったのですが、なかなか値段が高く、上司の承認が下りないという状態でした。
次に考えたのが、廃液を仮置きして温度を下げればいいんじゃないかということです。
温度が下がれば普通のポンプでも吸える、と思いました。
しかし、温度が下がったかをどう調べたらいいか分からなかったので、上司に相談し、温度棒を使うという結論になりました。
温度の問題とポンプの問題は解決したのですが、廃液を仮置きするのはどうするのかという問題が出てきました。
そこで、廃液置き場を設けて、温度を下げればいいのでは?と思いつきました。上司に相談して、廃液入れを購入していただきました。
次に、廃液捨てのタンクまでポンプでどうやって吸えばいいのかが問題になりました。ホースだと暴れてしまい、
薬品が暴れて危険だと思いました。そこで、上司の協力を頂き、筒を使い、そこにホースを付けて流せばいいということが分かりました。
筒を通すことにより、廃液処理が簡単に出来る事が分かりました。
しかし、筒を通すのに壁に穴を空けなくてはいけないことが分かり、ガッカリしていました。
どうしようかと悩んでいたら、部長が「電動ドリルを使って壁に穴を空けたらいい」と言ってくれたので、通すことができました。
それにより、苛性廃液処理ができるようになりました。
しかし、その何年か後に怪我が起きてしまいました。
そこで私が思ったのが、メンテナンス不足だったということ。
設備課の協力も借りて、今は何も問題が起こらない状態で順調です。結果この改善により約30分の廃液処理時間の短縮になりました。
【改善後】