社員ブログ
不良品の発生
2019-12-23
こんにちは!亀治です!
今年も残すところ1週間で仕事納めとなります
皆様、今年も大変お世話になりありがとうございました
来年もどうぞ宜しくお願いいたします!良いお年をお迎えください
さて、今年最後のブログは大阪営業マンのエピソードをご紹介いたします!
日々営業活動をしている上で、本来あってはならないものですが、不良品が流出してしまい、
お客様からクレームで呼び出されることがあります。
その中で、車両に使用されるアルミのフラットバーに“巻込み”と呼ばれる不良が発生したことがありました。
加工屋さんで、形材のタップ加工をしている際に、クラックが入ったことで流出が発覚しました。
どうしてこのような不良が発生するのか、早急に原因究明しないとこのままでは補償問題に発生すると、
加工屋さんから強く追及された記憶があります。
品質管理課と当時の製造記録を調べ、巻込み検査の漏れがなかったか調べましたが、きちんと検査記録が残されていたため、
なぜ流出してしまったのか最初は分かりませんでした。
状況を再現するために、試験的に該当製品の押出を行い調査すると、
通常巻込みが発生した際に定められている廃棄基準を超えた位置にまで、巻込みが生じていることが発覚しました。
原因を突き止められたことで加工屋さんにお伺いし、巻込み発生時には倍量を廃棄することで、
今後は確実な流出防止に繋げることができると説明し納得していただけました。
幸いにも初動が早かったこともあり、先方からも対応について褒めていただき、
代品の納入及び、流出品の全数検査を持って収束することができました。
今回の件で、実際に自分が検査しているところに立ち会って勉強できたこと、
社内基準通りにできているから問題ないと考えているところに大きな落とし穴があったことなど、学ぶことが多かったです。
ものづくりをしている上で、製造不良がどうしても発生していまいます。
もしも流出してしまった場合には、対策を設けた上で、類似品については横展開し、
またお客様にもしっかりと説明することで安心していただかなければいけません。
何かあった際には第一に声がかかるのは私自身です。
自分の対応一つでお客様からの信頼を失い、開明伸銅との取引を停止される可能性もあります。
営業の仕事として販売をするだけでなく、こういった問題など起こった際にもスピーディな対応を心掛けることで、
「あいつに任せておけば大丈夫」と言われるように、お客様とより良い関係を築いていこうと考えました。